旧大濱町は、古くから海運の町として栄え、多くの寺社が建てられました。
特に大浜てらまち地区は、南北1.2kmほどの狭い地区に、宗派を異にする10軒のお寺があり、
落ち着いた中に荘厳な威容を誇っています。
ちょっと路地を入れば新鮮な感動に出会えます。足の向くまま気の向くままに、大浜の街をお楽しみください。
ここでは、「大浜十ヶ寺」の紹介と各お寺の歴史、昔懐かしの風景を御紹介します。
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- 観音寺
- 本尊は聖観世音菩薩。如意融通尊(如意宝珠)、宗祖弘法大師、魔除け地蔵尊をお祀りしています。別堂として水子観音堂があります。易占い・手相がよく当たると評判です。
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- 称名寺
- 三河松平家(徳川家)と関わりが深い時宗の檀林寺院です。聖観音菩薩(県文化財)は松平信忠公の息女の御持仏です 。また徳川家康公の幼名 「竹千代」は十五世一天和尚が命名しました。
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- 清浄院
- 浄土宗1334年創建御本尊阿弥陀如来像には、木彫の胎内仏がおさめられています。
金毘羅さんが奉られており 、港 町( 海 の 安 全 、豊 漁 )を見守っています。
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- 本伝寺
- 1488年に創建され、1712年に現在の地に移転。再建された古い本堂と、樹齢300年以上といわれる大きな「銀杏」の木があります。
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- 宝珠寺
- 「長田重元」が羽城の一角に開いた寺。息子、戦国大名「永井直勝」の生誕の地でもある。江戸初期に活躍した医聖「永田徳本」は重元の兄弟であり、遺徳を偲んで徳本稲荷をお奉りしています。
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- 海徳寺
- 本尊阿弥陀如来坐像(重文)は、明治初年の廃仏による伊勢からの渡海仏です。山門には市内唯一の金剛力士像(市文化財)が安置されています。
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- 西方寺
- 真宗大谷派1203年頃創建近年は海外からも注目される宗教哲学の 第一人者、清沢満之。写真の太鼓堂は新民序(大浜小学校の前身)校舎として使われ、碧南の学校教育発祥の地になった、勉学に繋がりの深いお寺です。清沢満之記念館も併設されております。
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- 常行院
- 浄土宗1526年創建岡崎の大樹寺八代目住職が、隠居寺として創建した。日限地蔵(ひぎりじぞう)は常行院の寺宝の一つで秘仏。
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- 深称寺
- 浄土宗鎮西派1914年創建御本尊は、貞女で知られる加藤菊女や、加藤四郎左衛門が崇拝していたと伝えられる阿弥陀如来です。大浜熊野大神社に加藤菊女の記念碑が建てられています。
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- 林泉寺
- 曹洞宗1457年創建曹洞宗の寺。毎週土・日曜の早朝6時から約30分間坐禅、その後作務、話合いが開かれ、7時30分には解散。この会は誰でも参加でき、参加料は無料です。